駐車場の目地にレンガを選ぶ理由
駐車場にコンクリートを採用し、広さが5〜6m2以上ある場合、コンクリートがひび割れを起こさないように、一定幅ごとに目地が設けられています。
コンクリートは収縮や圧縮には強いものの、膨張には弱いため、膨張時にひび割れを起こしやすいことが原因です。
そして、駐車場の目地にレンガを選ぶ理由は、実用性と美観の両面で優れていることにあります。レンガは耐久性が高く、長期間にわたって駐車場の機能性を保つと同時に、美しい外観を演出することが可能です。また、メンテナンスが比較的容易で、さまざまなデザインと調和しやすいという特性も持っています。
目地の種類と特徴
目地には大きく分けて3種類あります。
①芝生や人工芝
②小石やレンガチップ
③レンガ
上記3種類の特徴と採用した際のメリットやデメリットは下記の通りです。
芝生の場合のデメリット
芝生を目地として使用する場合、見た目は自然で美しいですが、メンテナンスが大変です。定期的な水やりや剪定が必要で、放置すると見栄えが悪くなりやすいです。また、芝生は踏みつけられるとすぐにダメージを受けるため、車が頻繁に通る駐車場には適していません。
小石の場合のデメリット
小石を使用した場合、水はけは良いものの、デメリットとしては、石が散乱しやすい点があります。これにより、清掃が頻繁に必要となり、また石が飛び出して車のタイヤを傷つける可能性もあります。また、小石の間に雑草が生えやすいため、除草作業も頻繁に必要です。
レンガのメリットとデメリット
メリット
レンガの最大のメリットは、その耐久性と美観です。レンガは長持ちし、天候や重量にも強いため、メンテナンスの手間が少ないです。また、レンガは自然な美しさを持ち、様々な建物のスタイルにマッチします。さらに、レンガはカラーバリエーションが豊富で、駐車場のデザインに個性を加えることができます。
デメリット
デメリットとしては、レンガを敷設する初期コストが他の材料に比べて高くなりがちです。また、正確な設置には技術が必要であり、DIYにはある程度のスキルが求められます。加えて、レンガは一度設置すると形状を変更しにくいため、将来のデザイン変更が難しい点も考慮が必要です。
レンガのカラーバリエーション
モノトーン系
モノトーン系のレンガは、モダンで洗練された印象を与えます。白、黒、グレーなどの色は、現代的な家の外観やミニマリスティックなデザインに適しています。これらの色は、周囲の環境に溶け込むようにデザインされており、スタイリッシュな駐車場を作るのに理想的です。
茶系
茶系のレンガは、より伝統的で温かみのある外観を演出します。赤茶色やオレンジがかった茶色は、自然石や木材とも調和しやすく、クラシックな家の外観に適しています。これらの色は、コージーな雰囲気を醸し出し、居心地の良い環境を作り出します。
目地をレンガにする2つの方法
工務店に依頼する
工務店に依頼する場合、専門の技術者が正確で美しいレンガの目地を作成します。これにより、施工の質が保証され、長期的な耐久性や美観が得られます。また、デザインや材料選定の相談も可能で、専門家のアドバイスを受けながら理想的な駐車場を実現できます。ただし、専門業者に依頼する場合は、その分コストがかかる点を考慮する必要があります。
DIYで自分で作る
DIYでレンガの目地を作る場合、自分でデザインや材料を選び、個性的な駐車場を作ることができます。この方法はコストを抑えられる利点があり、また作業を通じて自宅の外観に対する愛着を深めることができます。しかし、正確な施工にはある程度の技術と時間が必要であり、初心者には難しい場合があるため、事前の準備と研究が必須です。
まとめ
駐車場の目地にはレンガがおすすめ!
レンガ以外の「芝」や「小石」を使った目地は、メンテナンス性や安全性などの面からあまりおすすめできません。
ですがレンガの場合は、メンテナンスはほとんど不要で、小石を蹴飛ばす心配もないため安心です。
加えて美観にも優れているため、よほどの理由がない限りはレンガ一択でしょう。